幌糠駅 (留萌本線)
◆またまた貨車駅の幌糠駅
藤山駅を出て、次の駅は幌糠駅だが、その途中に1990年に廃止になった桜庭駅が存在した。その所在を確かめようと途中の線路沿いを目を凝らしながら、駅の残骸など見つからないかと探しながらゆっくりと国道を走る。この辺りは国道と留萌本線が並行しているため車を運転しながらも鉄路がよく見えているのだが、それらしき跡は、発見できないまま幌糠駅に着いてしまった。また戻ってみても同じことかなと諦めて幌糠駅を取材することにした。駅周辺は幌糠の集落が広がっていて民家も多くあるようだ。だが駅は、北海道名物となった貨車駅となっていた。留萌本線だけでもここで14駅中4駅目となる貨車駅は、他の路線と比べても確率の高いものとなっている。それだけ経費に見合う採算が取れていない路線だということなんだろう。駅前もかなり広く、北海道ならではのローカル駅である。貨車駅舎の下には、旧駅舎を撤去した後のコンクリートが残っている。そして旧駅舎はどのような建物だったのかと、貨車駅に来るたびに思うのだが、ひょっとすると藤山駅のような駅舎だったのかもと想像する。各路線に共通した建物が造られていた経緯から考えるのだが、間違っているのだろうか。
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