箸別駅 (留萌本線)
◆初発列車がやってきた箸別駅
板張りホームだった朱文別駅から次の箸別駅に向かう。もうすでにこの地は増毛市なのだが、まだ郊外と言うことでそんなに大きな集落はない。箸別の集落も増毛市街ではなく、ところどころに田舎の風情が満点のような木造の建物が見受けられる。首都圏では、到底見られない古い家屋が目を引く。国道231号線をしばらく行くとやがて箸別の集落に着いた。駅もすぐに辿り着けた。そして駅に着くなり見つけたのは、なにやら古い待合室だった。外からガラス越しに中を見ると、待合室の中が大きな雑草が生い茂り、人が入るスペースはなさそうだった。これまた酷い待合室だなぁ、この待合室ならオンボロ駅の上位になりそうだなぁと思いながら一段上のホームに登るとそこには朱文別駅と同じような古い木造の待合室が存在した。この中は、下の旧待合室のように草はなさそうなので安心したのであった。旧待合室は撤去されず、そのまま歴史的遺産?として残しているのだろうか。まさかそんな事はないだろうとは思うが・・・
さて箸別駅だが、ここもまた旧仮乗降場だった駅でホームも板張りとなっている。直近の駅訪問で5駅中、4駅が板張りホームであった。うーん、本州では考えられない北海道の超ローカル風情が留萌本線には存在するようであった。感慨も一入にホームに佇んでいると先ほど礼受駅を猛スピードで駆け抜けた回送列車のキハ54が、初発列車となって増毛方面から入線してきた。ホームには私以外誰もいないが、乗らない私のためにも停車してくれると勘違いもはなはだしい筆者なのであった。
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